【ステップ①】
引越しを決めたらすぐやること

住居の解約手続きをする

引越しするとなるとやるべきことがたくさんあります。まずは次に住む家を見つける必要があるでしょう。次の家が見つかったら、今住んでいる家を解約します。

入居でも退去でも、不動産に関しては「今すぐ」というわけにはいきません。入居なら契約が完了してからになりますし、退去する時には遅くとも1カ月前には不動産会社や大家さんに退去の意思を伝える必要があります。とはいえ、契約内容によっては1カ月以上前に伝えなくてはならないケースもあるので、契約書をしっかりと確認しておきましょう。

退去の意思を伝える時に、だいたい退去日を決めます。そして、その日には荷物を全て運び出して明け渡す必要があります。明け渡しが完了したら、不動産会社や大家さんのほうでクリーニング代や敷金などを清算してくれます。これらが全てきちんと完了してはじめて、無事に新居へと移ることができるというわけです。

インターネットプロバイダの手続きをする

引越しで意外と見落としてしまいがちなのがインターネットの手続きです。携帯電話は持ってそのまま移動できるので手続きの必要はありませんが、自宅のネット環境は前もって手続きをしておく必要があります。最近は自宅のwifiネットワークを使ってテレビ電話などを楽しんだり、映像コンテンツのオンデマンドサービスを利用したりしている人も少なくありません。もちろん、仕事で自宅のネット回線を使っている人もいるでしょう。それらを利用するなら、新居に移ってすぐにインターネットが利用できるように手続きしておくことが大切です。回線業者やプロバイダによっては開通までに1カ月以上必要なケースもあるので、早めに手続きをするようにしましょう。

また、自宅のインターネット回線は回線事業者とプロバイダに連絡をして転居の手続きを行う必要があります。プロバイダは全国どこでも利用できますが、回線業者はそうではありません。NTTなら全国どこでも使えるので問題ありませんが、地域のケーブルテレビなどの場合は転居先で利用できないケースもあるので確認が必要です。

引越し業者を探す

引越しは新居の敷金・礼金をはじめ、新しい家具や家電など、何かとお金が必要になります。ですから、引越し費用はなるべく低く抑えたいところ。そこで、ほとんどの人はネット検索するでしょう。そうすると「一括見積り」のサイトが出てきます。

これはいくつか情報を入力するだけで、複数の引越し業者から見積りを取ることができるというもの。いちいち業者を探して問い合わせをして、という手間がかからないのでとても楽そうだと感じてしまいがちです。しかし、楽ということには裏があります。一括見積りのサイトに電話番号を入力すると、たくさんの引越し業者から電話がかかってきます。これは、一括見積りのサイトに入力された個人情報が引越し業者に売られているからです。逆に言えば、引越し業者は見積りサイトにお金を払って情報を買っているわけです。そのため、一括見積りサイトを利用すると、業者に直接問い合わせするよりも引越し料金が高くなってしまう可能性があります。

ですから、少しでも引越し費用を安く抑えたいなら、面倒でも業者に直接問い合わせをするのが正解なのです。